前回、「相手がいっている最初の3語が分かれば、そこから分からない部分を質問すればいい。」ということを書きました。今回は質問の仕方を中心に、もう少し詳しくお話します。
出だしの3語を聞き取って予測しながら会話する
例文
I went to the supermarket with my boyfriend to buy face masks by his car last Sunday.
「日曜日にボーイフレンドと一緒に、彼の車でマスクを買いにスーパーに行ったのよ。」
この例文の出だしの3語であるI went toさえ聞き取ることができれば、「相手がどこかに行った話をしているな」という状況が分かります。これだけで話を続けるうえで非常に役立つ情報になります。
この部分が分かって続きを聞くと、例えば次に「マスク」や「車」などの単語が聞こえたとき、相手が言っていることを推測できるんです。「マスク➡を買った」「車➡で行った」というように。
このとき、supermarket(スーパーマーケット)、boyfriend(ボーイフレンド)、face mask(マスク)、car(車)、Sunday(日曜日)などの単語で聞こえるものがあったら(実際これらの単語(名詞)は、比較的ゆっくり、強めに発音される場合が多いので聞き取りやすいはず)、その単語をもとに曖昧な部分を聞き返せばいいのです。
推測した会話の曖昧な部分を質問する
例えば、「supermarket と聞こえたようだけどちょっと自信がない。そこへ行ったって言っているのかどうかもいまいち曖昧」という場合は、
☞ You went where? 「どこへ行ったの?」
☞ Where did you go? 「どこへ行ったの?」
☞ Did you go to the supermarket? 「スーパーマーケットへ行ったの?」などと聞き返せます。
同様に、
☞ You went with who? 「誰と行ったの?」
☞ You bought what? 「何を買ったの?」
☞ You went when? 「いつ行ったの?」などと簡単に聞き返せますね。
もしwent (動詞)が聞き取れなければ何をしたかが分かりませんので、思い切って、
☞ You did what? 「何をしたんだって?」と聞くこともできます。
言い直してほしいときは、
☞ Could you say that again?「もう一度言ってもらえますか。」とお願いしましょう。
親しい友達同士の会話なら、カジュアルに、
☞ What did you say? (何て言ったの?)。
☞ Say that again? (もう一回言って)。
☞ What's that? (なんだって?)でもOKです。
遠慮せず質問して、会話を続けましょう!
主語(S)「誰が」と動詞(V)「何をした」さえ聞き取れれば、あとの会話がつながりやすくなりますので、何を言っているのかを予測して聞くことができ、推測した部分が正しいかどうかや、自分が分かっていない部分を聞き返すようにしましょう、遠慮せずに!
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